オンラインカジノでビデオスロットをプレイしているときに、ボラティリティをいう言葉をよく見ることでしょう。しかし、そのボラティリティと言う言葉についてよく理解している方は少ないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ボラティリティについて解説すると共に、自分に合ったビデオスロットを選ぶコツを紹介します。
スロットマシンの誕生から発展
スロットマシンが初めてこの世に誕生したのは、1981年のニューヨークでした。その時開発されたスロットマシンは「ギャンブルマシン」と名付けられ、これが現在のスロットマシンの原型だとされています。
「ギャンブルマシン」はプレイヤーがレバーを引くとスロットが回転するという現在のものに近いマシンだったとされています。そして、ギャンブルマシンには5つのリールからなるものでした。
「ギャンブルマシン」は開発されてからすぐに人気になり、多くのバーやホステルに設置されます。しかし、当時のスロットマシンには支払い機能がありませんでした。そのため、当たりが出たとしても現金が支払われることはなく、バーでのドリンクやタバコとして報酬が与えられる仕組みとなっていました。
そこで、支払い機能の問題を解決したのがサンフランシスコに住むCharles Feyという男性です。彼はスロットの生みの親とも言われる人物です。Charles Feyは、1899年に3つのリールが備わり、蹄鉄、ダイヤモンド、スペード、ハートおよび自由の鐘の合計5つのシンボルを採用したスロットを開発しました。そして、ギャンブルマシンとは異なり、Charles Feyが開発したスロットには自動的にコインが払い出されるのが特徴でした。
Charles Fahyが考え出したスロットマシンはすぐに人気になり、供給が追い付かなくなりました。そのため、彼はミルズ・ノベルティ社とパートナシップを組み、原版の「ミルズ・リバティ・ベル(Mills Liberty Bell)」を製作し、これが広く普及するようになったのです。
そして、1963年にはさらにアップグレードされたスロットマシンが開発され、ラスベガスを中心にカジノで広く設置されるようになったのです。これらのスロットマシンは電気を使用しており、より正確に払い戻しができたのが特徴でした。
そして、テクノロジーの発展に伴い、よりスロットマシンがますます発展していきます。インターネットが普及するとオンラインカジノが誕生し始め、ビデオスロットが開発されます。そして、このビデオスロットには多くのテクノロジーが使用されているため、数学的アルゴリズムを使用して、ボラティリティをプログラムすることが可能になったのです。これにより、それぞれのビデオスロットによってボラティリティが正確に設定できるようになったのです。
ビデオスロットとスロットマシンのボラティリティの違い
ランドカジノやオンラインカジノは、それぞれで異なるサプライヤーが製作するスロットマシン、ビデオスロットを提供しています。そのため、ランドカジノやオンラインカジノでは異なるボラティリティのゲームが楽しむことができます。ここではボラティリティを始め、オンラインスロットとランドカジノのビデオスロットの違いを解説します。
まず、ボラティリティに関係なく、オンラインカジノのビデオスロットは、パチンコ店などにあるスロットマシンと比較してずっと簡単にプレイすることができます。
オンラインカジノでは無料のフリースピンボーナスを提供していたり、デモ版を用意していたりするからです。これにより、プレイヤーは実際のお金を使用することなく、ビデオスロットに慣れることができると共に、どれくらいの頻度で配当が獲得できるかを知ることができます。
一方でランドカジノやパチンコ店のスロットマシンはボラティリティを変更することが可能です。しかし、その場合はエンジニアがスロットマシンを分解して、機械自体の仕組みを変更しなければいけません。
また、オンラインカジノのビデオスロットと比較して、ランドカジノなどのスロットマシンはどのタイミングで配当が獲得できるか確認しやすいといえます。これは一定の時間スロットマシンを観察していると、配当が獲得できる際の兆候を知ることができるためです。
また、スロットマシンの場合、機械の中に貯めることができるコインの数に限度があるため、配当がでるタイミングを予想しやすいのです。
スロットボラティリティのさまざまなレベル
スロットマシンには、様々なボラティリティのレベルがあり、一般的に「高」と「低」として表示されます。これらのボラティリティによってどれくらいの頻度で支払いが行われるかが異なりますが、いずれにせよ一定の期間内に必ず支払いが行われるようにプログラムされています。
ボラティリティの低いスロットは、頻繁に支払いが行われ、コイン持ちがいいことから比較的少ない資金でプレイすることができます。そのため、オンラインカジノに慣れていない初心者におすすめです。
一方で、ボラティリティが高いスロットは一度の払い戻しの金額は高いものの、その払い戻しが行われまで長くプレイしなければいけません。そのため、ボラティリティが高いビデオスロットをプレイする場合は、ある程度の資金が必要となります。
オンラインカジノでプレイできるビデオスロットは、それぞれのボラティリティを確認することができます。そのため、実際にプレイする前にボラティリティを確認し、自分にあったビデオスロットを選ぶようにしましょう。
ボラティリティの低いスロット
ボラティリティの低いスロットはこれまでたくさんリリースされてきました。特に評判のいいソフトウェアプロバイダーとして知られているPlaytechやMicrogamingなどによって多くのビデオスロットが開発されています。
ボラティリティが低いビデオスロットはリスクが少なく長くプレイすることができるため、稼ぐことよりもゲームをのんびりと楽しみたいという方におすすめです。
ここで代表的なボラティリティが低いビデオスロットを紹介します。
Starburst(スターバースト)
「Starburst」はNetEntが制作したオンラインカジノの中でも特に人気のビデオスロットであり、ほぼすべてのオンラインカジノでプレイすることができます。
「Starburst」は2012年にリリースされ、5つのリールからなります。そして、10通りにペイラインがあります。宇宙をテーマとしたグラフィックの美しいビデオスロットであり、コイン持ちがいいので初心者にもおすすめのビデオスロットです。
Grim Muerto(グリム ムエルト)
「Grim Muerto」はPlay’n Goによって製作されたビデオスロットであり、メキシコの11月の祝日である死者の日をテーマとしたビデオスロットです。
「Grim Muerto」は5つのリールがあり、フリースピンボーナスがあるのが特徴です。そのため、頻繁に配当を獲得することができます。
Irish Eyes(アイリッシュアイズ)
「Irish Eyes」は2012年にNextGenによってリリースされたビデオスロットであり、アイルランドをテーマとしています。5リール×3列のレイアウトであり、合計で25通りのペイラインがあります。ボーナスが豊富に用意されているため、プレイヤーが勝ちやすいのが魅力です。
ボラティリティの高いビデオスロット
ボラティリティの高いビデオスロットをプレイするには、配当が出るまで辛抱強くゲームをプレイしなければいけません。そのため、ボラティリティの高いビデオスロットはゲームの仕組みをよく理解している上級者に好んでプレイされています。長い時間プレイしても配当が得られずに終わってしまうこともあるので、ハイリスクハイリターンであることをあらかじめよく理解しておきましょう。
ボラティリティの高いビデオスロットには以下のようなものがあります。
Dead or Alive(デッド オア アライブ)
Dead or AliveはNetEntによって2009年にリリースされたビデオスロットであり、それ以降人気が続いています。Dead or Aliveはボラティリティが高い爆発機として知られており、大金を稼ぎたいというギャンブラーから時に支持されています。また、ルールがシンプルな点も人気の理由となっています。
Raging Rhino(レイジング ヒノ)
WMSが制作したRaging Rhinoはカラフルなグラフィックが特徴的なビデオスロットです。そして、WMSがこれまでに制作したビデオスロットの中で最もボラティリティが高いゲームとして知られています。
Raging Rhinoには「Any way(エニーウェイ)」というフィーチャーがあり、これが発動するとペイラインが4096通りにまで増え、一気に稼ぐチャンスとなります。
Immortal Romanceイモータル・ロマンス)
Immortal RomanceはMicrogamingが制作したビデオスロットであり、ヴァンパイアの恋愛をテーマとしたミステリアスな世界観を楽しむことができます。
Immortal Romanceはキャラクターごとに異なるフィーチャーが発動するなど設定が細かく、ボラティリティが高いゲームとして人気を集めています。